基礎体温,妊娠

妊娠しやすい時期とし難い時期

妊娠とは、女性の卵子と男性の精子が出会い、卵子の中に精子が入ること(受精)から始まります。卵子は卵巣で作られ、成熟した卵子一つだけが卵巣を出ていきます(排卵)。この卵子が卵管内で精子と出会うと受精卵となり、子宮内膜にくっついて妊娠が成立します。ところで、卵子と精子はどのくらいの間生きているのでしょうか。個人差がありますが、卵子は排卵後半日〜1日(長くて3日)、精子は2〜3日(長くて7日)と言われています。

妊娠しやすい時期は、精子・卵子それぞれの生存期間がありますので、はっきりと排卵日前後何日とは断定できません。一般的には排卵日の(精子が生存できる)2〜3日前から、(卵子が生存できる)1日後と考えられます。

妊娠の有無

妊娠の有無を判断するときに、まず生理の有無を考える人が多いのではないでしょうか。生理と同様、基礎体温も妊娠と大きな関係があります。妊娠すると、受精卵は子宮内膜にくっつきます(着床)。着床して妊娠が成立すると、子宮内膜ははがれてきませんので、生理はきません。

妊娠していなければエストロゲンという体の中で妊娠する準備をし、体温を下げるホルモンが分泌されて低温期に入りますが、妊娠するとプロゲステロンという妊娠を保ち、体温を上げる働きをするホルモンが分泌されたままなので、低温期にはならず高温期が続きます。

高温期は一般的に約14日です。個人差もありますし、体調によって1〜2日前後しますが、18日以上高温期が続くのでしたら妊娠の疑いがあります。

排卵日

排卵すると、着床しやすくする働きや妊娠を維持する働きを持つプロゲステロンというホルモンが分泌されます。プロゲステロンは体温を上昇させる働きもあるので、排卵後基礎体温は上昇し、高温期になります。正確に測定できていれば、高温期に入る前に最も体 温の低い日が排卵日です。

生理予定日

生理とは、妊娠する準備をして厚くなった子宮内膜が、妊娠(着床)しない場合に、必要がなくなってはがれ出てくることです。これは、妊娠を維持するように働くプロゲステロンが、妊娠していないので減少するために起こります。

プロゲステロンには体温を上げる働きがありますので、減少すると体温も下がってきます。つまり、高温期から低温期に変わってくると生理が始まります。高温期は一般的に2週間ですので、高温期が始まった日から数えて2週間後くらいが生理予定日でしょう。その頃に体温が下がってきたら、もうすぐだと考えて良いです。

女性の心理状態

生理前にイライラしたり、落ち込みやすくなったりという経験をしたことがある人は少なくないと思います。それは、プロゲステロンの影響や脳内のセレトニンという物質が減ることが原因とされています。心理状態があまり良くない時期は、プロゲステロンの分泌が活発な高温期(生理前)とされています。

基礎体温で低温期から高温期に変わったら、心理状態も不安定になる時期なので、無理せずゆったりと過ごすことが大切です。また、睡眠不足や栄養不足は症状を悪化しますので、しっかりと睡眠をとり、3食の食事をきちんと取りましょう。

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