基礎体温

不妊の原因となる排卵の有無

不妊症とは、避妊しないで性交渉しても2年以上妊娠できないことをいいます。ここでは、女性に原因がある場合の障害を紹介します。

排卵障害

排卵しない、卵巣で卵子が育たない障害を言います。原因はさまざまですが、精神的なストレスや急激なダイエットなどによるホルモンのバランスの崩れや、卵巣そのものに原因がある場合もあります。排卵がないので、体温上昇や妊娠を助ける働きをするプロゲステロンというホルモンが分泌されません。

そのため基礎体温は高温期がなく、低温期が続きます。高温期と低温期の2相になっていない場合は、生理があったとしても排卵していない可能性があります。また、低温期と高温期の体温の差が0.3度以下の場合も排卵していない可能性があります。

月経がないのに高温期・低温期がある2相となっている場合は、排卵はしていますが、子宮の異常が考えられます。

黄体機能不全

排卵後に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)が上手く分泌されないことをいいます。このプロゲステロン(黄体ホルモン)は、着床しやすいように子宮の環境を整えるように働き、妊娠後は妊娠を保つように働く大切な役割を果たしているホルモンです。

このホルモンの分泌が上手くされていないと着床しにくく、妊娠しにくくなってしまいます。この場合の基礎体温は、基礎体温を上昇させる働きのあるプロゲステロンがあまり分泌されないので、高温期が短くなったり、高温期と低温期の体温の差が0.3度未満になってしまいます。

高温期は一般的には14日前後ですが、10日未満の場合は黄体機能不全の疑いがあります。

月経異常

正常な月経とは、周期が25日〜38日であること、血量が正常であること(かたまりがあったり、少なすぎたりしない)、月経の期間が3〜7日であること(短すぎても長すぎてもいけません)、生活に支障が出るほどの痛み(生理痛)を伴わないこと、初潮や閉経の年齢が適した年齢であることの5点を満たしていなければなりません。

ここでは、月経周期の異常を紹介します。一般的には生理不順と言われていますが、これも女性ホルモンが大きく影響しています。また、月経周期とは、月経が来た日から次の月経が来る日の前日までを言います。

頻発月経・希発月経

頻発月経とは月経周期が25日以内の場合を言い、希発月経とは月経周期が38日以上の場合を言います。睡眠不足やストレス、無理なダイエットによってホルモンのバランスが崩れることが原因と考えられます。頻発月経・希発月経いずれも、基礎体温は排卵のない場合は高温期がなく、黄体機能の良くない場合は高温期が短くなります。

無排卵の場合は不妊にもつながります。ホルモンのバランスが悪いということは、子宮の妊娠する準備が出来ていないということです。基礎体温をつけて、自分の周期異常の原因を知ることが大切です。

また、頻発月経は生理の回数とともに血量も多いですので、貧血に注意しましょう。

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