閉経

生理があがる

女性は胎児の時から卵巣に卵胞(卵子の入っている袋)を持っていますが、生まれた後は作られることはなく増えないので、50歳くらいになると卵胞がなくなります。卵胞がなくなると、排卵や女性ホルモンの分泌もなくなって、生理が来なくなるのです。

よく「(生理が)あがった」という言い方もしますね。生理が来なくなるだけでなく、ホルモンの分泌もなくなっていくのですから、精神的・身体的影響は大きいです。閉経の前後約10年を更年期といいます。

閉経が迫ると変わる基礎体温

閉経の前後(更年期)は、卵胞の減少によって女性ホルモンの分泌も減って来るために、基礎体温にも変化が現れます。女性ホルモンの減少により生理の周期が不順になり、無排卵月経のことも多くなってきます。この時期は精神的にも身体的にも不調が見られることが多いです。この不調のことを更年期症状と言い、日常の生活にさしさわりがある症状を更年期障害と言います。具体的にはほてりやのぼせ、頭痛、疲労感、めまい、不眠、不安等があります。

基礎体温には、どのように現れるのでしょうか。女性ホルモンのプロゲステロンが減少してきますので、高温期が徐々に短くなってきます。排卵のない場合も増えてきますが、その時は高温期が現れないグラフになります。また、無月経(生理が来ない)時も無排卵の時と同様に高温期のないグラフとなります。

基礎体温をみれば、閉経が迫っている更年期症状だと確認できます。しかし、精神面や体に症状があり、基礎体温に変化が見られない場合は、更年期ではなく違う原因も考えられますので病院に受診することをおすすめします。

早期閉経について

早期閉経とは簡単に言うと、閉経が43歳未満で来てしまうことをいいます。早い時期に卵巣に卵胞がなくなって機能が低下して閉経する場合と、卵巣に卵胞が残っているけれど機能が低下して閉経してしまう場合があります。これは女性の1%くらいに見られ、30歳未満では0.1%です。適齢での閉経と同じで、閉経前後は更年期症状がみられます。原因は明らかになっていませんが、染色体異常や放射線・抗がん剤治療によるものと考えられています。

早期閉経の場合の基礎体温は、徐々に女性ホルモンが減少していきますので、高温期が短くなっていきます。生理があっても無排卵だったり生理がなかったりして、高温期がないグラフとなります。

子供を望んでいる人は、卵巣に卵胞が残っていれば妊娠の可能性もあります。また、ホルモンのバランスが崩れることによって、子宮などの病気にかかりやすくもなりますし、骨粗しょう症の予防も必要です。基礎体温を測定し、早期発見・早期治療が有効です。

月経でわかる閉経の兆候

月経から閉経が近づいていることを知ることが出来ます。徐々にホルモンのバランスが乱れ、少しずつ月経の周期や量が変わってきます。さらにホルモンの分泌が減ってくると、一般的な月経の周期は25日〜28日ですが、5日以上ずれたり、月経の期間や月経血の量が変わったりして変化も大きくなっていきます。周期が短くて月に2回来る人もいれば、周期が長く2〜3ヶ月に一度の人もいます。人によって様々です。

40歳以降で月経に変化が現れたら、閉経の兆候かもしれません。しかし、40歳以降は子宮がんや子宮筋腫等の病気によって、不正出血も有りうることを覚えていてください。これまでと違う生理だからといって、必ずしも閉経の兆候という訳ではないのです。

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