月経異常

無月経

無月経には18歳になっても初潮が来ない原発性無月経と、月経が3ヶ月以上止まってしまっている続発性無月経があります。

原発性無月経

染色体の異常、卵巣や子宮の発育が完全でないこと、処女膜や膣が閉じてしまっていることなどが原因として考えられます。処女膜や膣が閉じてしまっている場合は、月経は起きているので、手術をして月経血が出て来られるようにします。

続発性無月経

3ヶ月以上月経がないのは、精神的なストレスや過剰なダイエット、激しい運動により熱量が足りないことなどが最も多い原因です。他に子宮や卵巣の機能の低下や、甲状腺の異常、ホルモンバランスが乱れていることが考えられます。

月経不順

生理不順は周期や月経血の量によって、周期が短い頻発月経、周期が長い稀発月経、月経血の量が多い過多月経、月経血の少ない過少月経の4つに分類されます。

頻発月経

無排卵、ホルモンのバランスが乱れている恐れがあります。無排卵は不妊にもつながります。早めの治療が必要です。

稀発月経

卵巣や脳下垂体が正常に機能していないことが考えられます。毎回排卵があれば問題ありませんが、排卵がない場合は不妊につながります。

過多月経

子宮筋腫・子宮内膜症が考えられます。血のかたまりがあるようでしたら、早めの受診をおすすめします。貧血にも注意しなくてはいけません。

過少月経

ホルモンのバランスが崩れていること、子宮の異常が考えられます。無排卵の場合もあり、不妊の可能性も出てきます。

月経困難症

女性は月経の時に、腹痛や頭痛、腰痛などの痛み(月経痛)がありますが、日常生活に支障が出るほど重度の生理痛を月経困難症と言います。症状はさまざまですが、もともと体に月経痛の直接の原因となる病気がある場合を器質性月経困難症と言い、原因となる病気がないものを機能性月経困難症と言います。

器質性月経困難症

子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症の恐れがあります。月経痛の直接の原因となっている病気のほとんどは子宮の病気です。月経困難症の中で、この器質性月経困難症はわずかです。

機能性月経困難症

体に問題がありません。つらい痛みの原因は月経のときに子宮内膜で作られる物質で、正常時より多く作られるために痛みが起きます。薬物療法や生活習慣の見直しが必要です。

月経前緊張症状

月経が近づくと、イライラしたりマイナス思考になったり、頭痛や吐き気、腰痛、にきびなどがあるという人は、月経前緊張症状かもしれません。月経前緊張症状は、月経前症候群とも言い、Premenstrual Syndromeの略でPMSとも言われます。月経前の約1〜2週間、精神的や身体的に不調が現れ、月経が始まると症状は消えたり軽減したりします。

症状は頭痛やにきび、腰痛などの体に現われる症状と、怒りやすくなったり、疲れやすくなったり、気力がなくなったりという精神的に現れる症状があります。

原因は排卵後から月経までの間に分泌されるプロゲステロンの影響、脳内のセロトニンという喜びを感じる物質が低下すること、ビタミンやミネラルが減少するという3つが有力視されていますが、はっきりとはわかっていません。しかし、症状が強く出る人は、投薬などで改善することが出来ます。

不正出血

子宮がん・子宮筋腫・子宮内膜症などの疑いがあります。不正出血は子宮や卵巣の病気のサインです。早めに受診しましょう(妊娠を継続できなくなり、赤ちゃんの細胞が流れてでてきてしまう場合や子宮外妊娠でも同様な不正出血が見られます)。不正出血は、月経ではないのに出血があることを言いますが、月経の周期が短い頻発月経と間違えてはいいけません。

子宮や卵巣の病気以外にも、精神的なストレスや疲労が原因となって不正出血が起こる場合もあります。出血の量が少ないからと言って油断してはいけません。出血に伴う症状も病気の早期発見につながりますので、他に症状がないか注意することが大切です。のぼせやイライラがあった時は要注意です。

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