月経前症候群,PMS

PMSとは何か

月経前に、イライラしたり、体がだるくなったり、胸が張ってきたり、下腹部が痛くなったり…となんらかの症状が現れることがありますよね。その月経前に現れる心や体の不調の総称をPMSと言います。

症状は人によって違います。「胸が張ってきたからもそろそろ月経かな…」などと感じる人もいるのではないでしょうか。精神的な症状・身体的症状があって、症状は様々です。症状が軽い人もいれば、日常生活に支障を来たす人もいて、その度合いも様々です。

PMSの特徴は、排卵のプロゲステロンというホルモンの分泌が活発になる時期から、月経後プロゲステロンの分泌が減少する時期までの間に症状が現れ、月経が近づくたびに症状が現れます。しかし、プロゲステロンがたくさん分泌される妊娠中には症状は出ません

PMSの原因

PMSの原因ははっきりわかっていませんが、次に説明する三つのことが原因と考えられています。

一つはプロゲステロンというホルモンは、受精卵を着床しやすくして妊娠を維持する働きがあります。このホルモンは脳内物質に影響したり、水分保持・食欲増進の働きがあるため体調が悪くなると言われています。

もう一つは、排卵後エストロゲンの分泌が減少するため、セロトニンという喜びを感じるホルモンが減少してしまい、イライラしたりゆううつになるとも言われています。

三つ目に、ビタミンやミネラルが少ないことも原因と考えられています。

どんな症状が現れるのか

症状には身体症状と精神症状があります。

身体症状には、頭痛・肩こり・吐き気・めまい・下腹部の痛み・過食・むくみ・動機・腰痛・肌荒れ・胸のはり等があります。

精神症状にはイライラする・ゆううつになる・集中力がなくなる・眠くなる・不安・疲労感・怒りっぽくなる等があります。精神症状では、うつ病と同様な症状が出たり、突然暴力的になったり、突然泣き出したり、暴言を吐いたり……という、周囲に心配をかけるような症状もあります。このPMSは男性にはないので、理解を得られずに関係にヒビが入ることにもなりかねません。

治療方法

月経前症候群(PMS)の治療方法について紹介します。

記録をつける

PMSを治療するためにはPMSを理解し、自覚することが大切です。PMSの記録をつけると良いでしょう。いつ頃から、どんな症状が出たのか、いつ頃症状が強く出て、いつ症状が消えたのか等を記入します。簡単で良いので、毎日続けることが大切です。

食生活を改善する

PMSの原因とも考えられているビタミン・ミネラルを欠乏させないように、ビタミンやミネラルの豊富な食事を心がけましょう(玄米はビタミン・ミネラルをたっぷり含んでいますので、お勧めの食材です)。また、一日三食バランスよく食べるようにしましょう。朝食は時間がなくて抜いてしまう人が多いですが、軽食でもよいので用意すると良いです。

運動をする

体を動かすことは、気分転換になるだけでなく、血行が良くなるので脳や体の働きを良くし、むくみや便秘を解消します。

生活習慣を改善する

健康な生活は規則正しい生活から。早寝早起きを心がけましょう。不規則な生活は自律神経を乱します。また、半身浴は体を効果的に温めるのでおすすめです。お酒やタバコ、甘いものは無理がない程度に控えましょう。

ストレス発散・ストレスをためない

ストレスはPMSの症状を悪化します。あまり無理をしないこと、友達と会ったりして気分転換をすることも大切です。つらいことを隠して「大丈夫」と言ってみせることもストレスにつながります。自分がつらいことを話せる人を見つけて、聞いてもらうことも良いことです。

受診する

自分なりの改善方法ではあまり良くならず、会社を休んでしまったり、人間関係に支障があるようでしたら、産婦人科を受診しましょう。症状が人によって様々なので、治療方法も様々です。低用量ピル(経口避妊薬)やホルモン剤、鎮痛剤等の薬を使用して治療することもあります。

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