気をつけること

妊娠中の良いこと・悪いこと

赤ちゃんの心地よい環境を、お母さんが作ってあげることが大切です。また、あかちゃんはお母さんの胎盤から水分や栄養分を吸収して成長しています。お母さんの摂取したものの影響も直接受けます。 お腹の赤ちゃんのために良いこと・悪いこと、お母さんが妊娠中にしても良いこと・悪いことを確認していきましょう。

運動

運動は自分の体調や、時期にあわせて無理なく行えば○です。運動は気分転換にもなり、体重が増えすぎることを防ぐことも出来ます。

適度な運動とは?

安定期に入るまでは、運動はひかえて軽いウォーキング程度に抑えましょう。もともと体を動かす習慣があった人でも、安定期に入るまでは激しい運動はいけません。

安定期に入ると、食欲も旺盛になり太りやすくなる時期です。また、お腹が大きくなってくることから、血行が悪くなりやすい時期でもあります。運動は、カロリーを消費し、血行や代謝を良くしてくれます。そして、ストレス発散にもなりますので、適度な運動を始めましょう。その際は、医師に相談してください。妊娠の経過が悪くなくても、必ずお医者さんに確認することが必要です。

胎教

お腹の胎児の脳はまだ完成していない状態です。そのため柔軟性があって、様々な情報を吸収できます。生後6ヶ月には脳の重要な部分はほとんど完成されているので、胎教の1週間は、生まれてからの10年と同じくらいの刺激を脳に受けると言われ、胎教は重要視されています。もちろん胎教は◎です、お母さんだけでなく、お父さんと一緒に行いましょう。

みなさんは胎教とは、どんなことをするのか知っていますか? ベートーベンやバッハ等のクラシックを聞かせるというイメージが強いのではないでしょうか。クラシックを聞かせたからといって天才児が生まれてくるわけではありません。お母さんの心地よさが赤ちゃんの脳を刺激するのです。天才児を目指すのは二次段階であり、胎教はしっかりと機能する脳をつくる段階です。

確かに3D超音波の診断で、クラシックを聞かせている時に赤ちゃんがほほえむというデータもありますが、まずはお母さんがリラックスして行うことが大切です。クラシックでなくてもお母さんがリラックスして聴ける音楽をお腹の赤ちゃんと一緒に聞くことが効果的なのです。やらなきゃいけないと強制的に行っても効果はありません。

胎教の方法と効果

胎教の方法はたくさんあり、一緒に音楽を聞くことも良いですし、お散歩をしてお母さんが気分転換出来ると赤ちゃんにも良い刺激が伝わります。

でも、一番大切なのはお母さんが話しかけることです。お母さんの声は耳からも聞こえてきますが、耳が形成される前から振動としても赤ちゃんに伝わっています。ですから、一番慣れ親しんだ声と振動は赤ちゃんの脳を心地よく刺激します。おだやかな気持ちで、生まれてきてくれるのを楽しみにしているという事を伝えてあげると良いですね。

胎教の効果も、方法と同様にたくさんあります。胎教は赤ちゃんの脳に良い刺激を与えて、しっかりと機能する脳細胞の回路を作りますので、認識・反応が早く、言葉を覚えるのが早いそうです。

また、お母さんが眠っているときは赤ちゃんも眠ります。規則正しい生活を送りながら胎教をしていると、赤ちゃんの体内時計は正常になり、夜鳴きのない育てやすい子になります。

その他、お母さんがリラックスして胎教を行うことで情緒の安定した子になるという効果もあるそうです。

タバコ・お酒

妊娠していない大人でもタバコや大量のアルコールは体によくないもの。もちろん、胎児も一緒です。体や脳を形成し、成長させている胎児にとって影響がないはずはありません。タバコとお酒は×です。受動喫煙は本人よりも影響が大きいので、妊婦さんの近くでの喫煙もいけません。タバコ・お酒は胎児にどのような影響を与えるのでしょうか。

タバコ

タバコの中のニコチンは妊婦の血行を悪くし、一酸化炭素は体内に運ぶ酸素を減らしてしまいます。妊婦の体内の酸素が減ってしまうと、胎児に十分な酸素が送られなくなってしまいます。また、喫煙による低体重児の確率は喫煙していない人に比べて2倍にもなります。

その他にも、妊娠中の喫煙で出生後も子供に異常が出ることも懸念されています。妊娠中に喫煙していた人の子供が小学校に入った後も、身長・学力が低くなる傾向があるというデータがあり、乳幼児突然死症候群を引き起こす可能性もあります。

アルコール

アルコールは胎盤を通して、胎児の体に入ってしまいます。胎児の肝臓はアルコールを分解する機能が発達していませんので、大きな影響を受けます。妊婦が大量のアルコールを摂取したことが原因となる、胎児性アルコール症候群という障害もあります。

胎児性アルコール症候群とは妊婦の飲酒の影響で子供に、成長の遅れ(子宮内での発育の遅れ・出生時の低体重等)・中枢障害(発育の遅れ・認知異常・行動異常等)・特異顔貌(小顔症・顔の形成異常等)のような影響が出ることを言います。このようなひどい影響がなく、見た目でわからなくても、胎児の脳や体には大きな影響を及ぼします。

レントゲン撮影と服薬

妊娠中のレントゲン撮影や服薬は×です。このことは知っていても、妊娠に気づく前にレントゲンを撮ってしまったという人は少なくありません。危険性は胎児の発育時期によっても違ってきます。レントゲン撮影・服薬の危険性を確認していきましょう。

レントゲン撮影の影響

レントゲン撮影の胎児への影響は、妊娠週数と胎児が放射線をどのくらい浴びたかということが問題です。受精卵(受精後10日未満)の時期に放射線を50〜100mSV以上放射線を浴びると受精卵は死んでしまうと考えられています。妊娠4〜10週(受精後2〜8週)では100mSVで奇形発生の可能性が出てきます。妊娠10〜17週(受精後8〜15週)では120〜200mSVで精神的な発達が遅れるとされています。

レントゲンで胎児が放射線を浴びる量は、骨盤のレントゲン撮影時でも平均26 mSV、胸部では0.01 mSV以下です。したがって、1度のレントゲン検査では胎児に影響が出るほど放射線を浴びませんので、レントゲン検査の影響はないと考えていいです。

1度のレントゲン検査では、胎児への影響はないということがわかっても、やはり心配してしまうものです。お母さんが心配しすぎることは、子供の発育にとっても良くないことです。妊娠に気づかず、レントゲン検査を受けてしまったということがないように、レントゲン検査を受ける予定のある場合は、確実に妊娠していない月経開始から10日間の期間で行うことが望ましいです。

服薬の影響

妊娠4週頃から胎児の基本的な体の器官や中枢神経が作られ、16週頃主要な器官や神経完成します。つまり、その期間が服薬の影響を受けやすい(胎児が奇形を起こす可能性がある)時期と考えられます。

だからと言って、その他の時期ならば大丈夫ということではありません。妊娠4週より前では薬の影響を受けると胎児が育たなくなってしまいます。16週以降では胎児毒性と言って、生まれた後にも薬の影響が残ってしまう恐れもあります。

市販の総合感冒薬、鎮痛剤等は、使用量を守っていれば奇形発生はないと考えて良いでしょう。しかし抗てんかん薬、睡眠薬、睡眠導入剤に関しては、注意しなければなりません。抗てんかん薬は胎児が奇形を起こす可能性が認められています。他の薬と一緒に服用したり、使用量を増やすことで危険性も増します。妊娠初期に抗てんかん薬を服用した妊婦の11.1%が奇形で出産しているというデータもあります。また、睡眠剤・睡眠導入剤では口蓋裂や唇裂の発生が多くなるという報告もあります。

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