出産,トラブル

後陣痛

妊娠によって大きくなった子宮は、出産が終わるとすぐに元に戻ろうと収縮を始めます。この収縮を後陣痛と言います。後陣痛の痛みの感じ方には個人差があり、ほとんど痛みを感じない人もいれば、陣痛以上に痛みを感じる人もいます。最も痛みを感じるのは、出産直後〜次の日までの人が多いです。この間に大きくなった子宮が臍の辺りまでの大きさに戻るのですから、痛みを伴うのも納得かもしれません。また、初産婦よりも経産婦のほうが強く痛む傾向にあるようです。

出産後、赤ちゃんに母乳を与えるようになりますが、母乳を与えることで分泌されるホルモンは子宮の収縮を促進する働きがあります。このため、母乳を与える際に下腹部に痛みを感じる人もいます。

後陣痛の痛みは個人差がかなりあります。出産後に、子宮収縮の薬が処方される場合がありますが、後陣痛の痛みが強い場合は薬を控え、痛み止めを処方してもらいましょう。

悪露(おろ)

出産後、卵膜や子宮内膜のかけらなど、子宮内のいらなくなったものが出てきます。これを悪露と言います。後陣痛の時は、子宮の収縮がありますので多くの悪露が排出されます。3〜4日すると色も赤だったものが褐色に変わっていき、徐々に量も減ってきます。

悪路があるのは産後1ヶ月ほどですが、2ヶ月以上続いたり、かたまりが出てくるようなことがあれば、お医者さんに相談してください。

骨盤底筋群の緩み

骨盤底筋群とは、尿道や膣を締める働きのある筋肉です。出産の時には産道となるので、出産後に緩んでしまうことがあります。それに伴う、一番多い症状は尿もれ(尿失禁)です。出産経験のある女性の50%が経験しています。くしゃみ・咳をした時や、トイレに行きたいと思った時などに尿がもれてしまうという症状があります。

改善方法は、骨盤底筋を鍛える体操です。産後1ヶ月を過ぎたら少しずつ始めていきましょう。また、気にしすぎることもよくありません。「はずかしい」という気持ちから、相談できなくて悩んでしまう人も多いです。一人で悩まず、勇気を出して産婦人科で相談してみましょう。

出産後は痔になる人がとても多いです。出産のいきみで肛門に大きな負担がかかります。また、授乳中は体の水分が不足しがちになり、便秘になりやすくなるので、便秘は便の水分が減ってしまい、肛門に負担がかかり、痔になったり痔を悪化させてしまいます。 このように、出産は肛門に負担をかけやすく、痔になりやすくなってしまうのです。

改善方法は、(便秘にならないように)適度な運動・水分、食物繊維を多く取ること・規則正しい生活が大切です。治療は座薬や飲み薬を使用します。恥ずかしいという気持ちから病院に行かない人もいますが、悪化しないうちに受診しましょう。

乳腺炎

授乳を始めて1〜2ヶ月で起こりやすい症状です。母乳がたくさん作られているのに赤ちゃんが飲んでくれなかったりすると、古い母乳はおっぱいに残ったままになって乳腺に炎症を起こしてしまうことがあります。これが乳腺炎です。乳房の痛みや高熱を伴います。

予防するには、古い母乳を残しておかないことが大切です。赤ちゃんが飲んでくれない場合は搾乳をします。定期的におっぱいと乳頭のマッサージをしましょう。

乳腺炎になったら産婦人科を受診してください。抗生物質を処方してくれて、おっぱいのマッサージを行い、乳腺炎の原因である古い母乳のつまりを出してくれます。

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