双子

双子の基礎知識

双子は双胎とも言い、同時期に一人のお母さんから生まれた二人の子供を言います。自然に双子が生まれる確率は0.1%とも言いますが、近年は不妊治療での排卵誘発剤の使用等で生まれる双子が増えています。

双子には一卵性双生児と二卵性双生児があり、一卵性なのか二卵性なのかは、病院での遺伝子検査を行わなければわかりません。

一卵性双生児

一卵性双生児とは、一つの精子と一つの卵子が受精し、その受精卵が二つに分かれたものです。そのため、必ず同姓の双子で、うり二つというほどそっくりです。ホルモン分泌が原因で出来るという説もあります。

二卵性双生児

二卵性双生児とは、二つの卵子が排卵されて、それぞれに別の精子が受精して出来たものです。別々の受精卵なので性別が違う場合もあります。近年は、不妊治療のための排卵誘発剤使用により、双生児の中の二卵性双生児の割合が増えています。

おなかにいる時の様子

お腹の中の赤ちゃんは胎嚢という羊水が入った袋の中で育ちます。そして、胎盤から酸素や栄養をもらっています。二卵性の赤ちゃんは、胎嚢も二つ、胎盤も二つあり、二人とも別々にしっかりと栄養をもらうことが出来ます。

一卵性の場合は、受精卵の分離時期によって栄養のもらい方が違ってきます。

受精後8日以降に分かれた場合(一絨毛膜一羊膜)は、胎嚢がひとつしかないので、同じ胎嚢で二人が育ちます。そして、一つの胎盤から二人に栄養が送られるため、送られる栄養に偏りが出てきてしまうことがあります(双胎間輸血症候群)。

受精後4〜7日で分かれた場合(一絨毛膜二羊膜)も一絨毛膜一羊膜同様、胎嚢も胎盤も一つなので、送られる栄養に偏りが出てくることがあります。一絨毛膜一羊膜と違うところは二人の胎児の間に壁(羊膜)があるところです。

受精後すぐ(約1〜3日)に分かれた場合(二絨毛膜二羊膜)は、胎盤は二つがくっついて一つになっていて、胎嚢が二つあります。一卵性双生児の半数以上がこれにあたり、胎盤が別々なのでそれぞれに栄養が送られます。

単胎との違い

一度に二人をお腹の中で育てるのですから、単胎の妊娠に比べてお腹が大きくなるのが早く、二人に栄養を送るため貧血になりやすいです。また、切迫早産になりやすく、お腹の張りもとても早い時期からみられます。そして、双子の妊娠で最もママを悩ませるのが、妊娠中毒症です。二人が入った子宮が血管を圧迫してしまいます。二人もお腹にいるのだから仕方ないと思ってしまいがちですが、妊娠初期からの予防も大切です。

双子の妊娠は、トラブルも起きやすいので定期健診の回数も多くなっていますが、トラブルが起きやすいことを理解して、気になることがあったら、すぐに受診するようにしましょう。

出産方法

双子の出産はリスクを伴うので、帝王切開しか行っていない産院が多いです。双子の出産はリスクが高いため、自然分娩で出産するには、途中でトラブルがあった場合に自然分娩に切り替えることが可能でなくてはなりません。

帝王切開の場合

双子だからと言って、その分切る範囲が広いわけではありません。双子の場合赤ちゃんが小さめなので、単胎の出産よりも切る範囲が狭い場合が多いです。取り出す順番は、自然分娩と同様に、子宮に近い子から取り出すのが一般的ですが、赤ちゃんの位置によっては、取り出しやすい子から先にする場合もあります。

自然分娩の場合

双子の自然分娩は単胎の出産よりも条件が多いです。先に生まれてくる子が逆子でないこと、そして次に生まれてくる子がスムーズに産道に入れる位置にいること、分娩前に破水していないことが双子特有の条件です。双子なので2倍大変ということではなく、一人目で産道を広げてくれているので、二人目はスムーズに出てきてくれることが多いようです。

育て方

双子の子育ては一人の子供の2倍です。大変さは4倍という人も。育児書は一人の子供を育てる場合で書かれていることが多いので、同じようにやらなくちゃと考えてはいけません。ママのストレスは子供にも伝わります。大変ですが、気持ちに余裕をもって子育てしたいですね。

授乳

一人ずつ授乳していたら、時間がかかります。二人同時に授乳を行うママが多いです。

抱っこ

首がすわるまでは、二人同時に抱っこは難しいです。身体がしっかりしてきたら、抱っこ紐を利用すれば、負担が少なくてすみます。

お風呂

ベビーバスで沐浴の時期は、どうしても一人ずつ入れることになってしまいます。身体がしっかりしてきたら、お風呂用の固定出来るイスやお風呂用の浮き輪が活躍◎

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